
こんにちは、杉崎(@web_norcs)です。
僕は一時期、義務感に駆られてブログを書いたり、リールを撮ったり、インスタライブやったりしてたんですが、本当にキツかったです。
「やらなきゃ」で動くと、ブログもリールもインスタライブも全部、
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雑になる(気持ちが乗らないから、内容も浅くなる)
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自分が嫌いになる(達成感がなく、自己否定が進む)
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誰にも刺さらない(共感や熱量が感じられないから、スルーされる)
という見事な笑えない三段オチが待っていて、毎日辛くて吐きそうなくらい苦しかったんですよね。
同じような方いませんかね?
早く治すべきですよ。
「やりたい」「楽しい」「伝えたい」というポジティブなエネルギーじゃなくて、「やらなきゃ」「サボったらダメだ」「結果出さなきゃ」みたいなプレッシャーから動いていては発信は一過性に終わります。
外発的動機づけ(=やらなきゃ、怒られるから、認められたいから)による行動は、長続きしにくく、燃え尽き症候群や自己否定に繋がりやすいというデータもあるので、そのまま放置していると痛い目にあうかと。
行動自体が苦痛になり、発信のクオリティも下がり、自分への評価も落ちる。
どういうことかと言うと、やらなきゃ→楽しくない→浅いものしか作れない→結果出ない→さらに「やらなきゃ」が強まる、というスパイラルに陥るということです。
言うまでもなく心身にかなりの負荷がかかり、その先に待っているのは、自分で自分を責め続ける脱出困難な自己否定です。
止まれない自分が
苦しみを深めるメカニズム
義務感による行動が生まれる背景には、何かを成し遂げなきゃいけないという焦りや不安があります。
SNSひとつとってもそうですよね。
ゴリゴリに成果出して、どんどん前に進んでいく人たちが周囲にいると、自分も成果を出さなきゃとか、置いていかれたくないとか、認められたいとか、そんな気持ちが積み重なっていく。
最初は好きで始めたことでも、いつの間にかそれが結果を出すための手段になってしまうことってよくあるじゃないですか。
すると、やることそのものよりも、達成できてない自分に意識が向くようになってしまうもので。
別にやりたくないなら休んでもいいし、『やらない』選択肢もあるんですよ。
でもなぜか出来ない。
頭ではわかってるはずなのに、心がそれを許さない。
休むことや、結果が出ないことを、『悪いこと・サボってること』だと無意識に思い込んでいるんです。
だから、行動を止める勇気が持てず、また無理して動いてしまう。
そうすると結局、苦しさだけが積み上がっていって、余計に自分を追い込んでしまうわけです。
根っこの問題は、自分を責める癖と休むことへの罪悪感が、知らず知らずのうちに染み付いていることにあると僕は考えています。
「やらなきゃ」地獄から抜け出す
2つの武器
根本的な解決策のひとつは、自分の欲望を徹底的に具体化することです。
「やらなきゃ」に押し潰されて動いてしまうときって、実は自分が本当に何を望んでいるのか、もうよくわからなくなってるんです。
本当は何がしたいのかを考える前に、やるべきことに心を乗っ取られている状態ですね。
だから、まずやるべきは『自分の本当の欲』を明確に見つけ直すことなんです。
もし今あなたが「インスタを頑張らなきゃ」と思っているなら、それをいったん全部疑ってみてください。
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本当にインスタを頑張りたいのか?
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フォロワーを増やしたいのか?
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ただ誰かと繋がりたいだけなのか?
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目立ちたいのか?
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承認されたいのか?
と。
自問自答して、本音を探ってみてください。すると、エゴむき出しの子どもっぽい欲が出てくるはず。
「実はチヤホヤされたい」とか「〇〇よりすごいって思われたい」とか。
で、それらを断罪することなく、自分はこういう欲があるんだなとただただ知ってください。
そのうえで、「じゃあ、そのために何をする?」と決めるんです。
欲がクリアになれば、「やらなきゃ」から「やりたい」に心がシフトしていきますから。
何かを始める時のスタート地点がエゴでもいいんですよ。
自分の内側から出てきた欲に忠実に動き始めると、自然と熱量が生まれるから行動が無理やりじゃなくなります。
それと、もうひとつ重要なのは、ゴールを超短期に設定することです。
『今日1個だけリール作れたらOK・ライブで一人とだけ深く話せたらOK』といった具合に、自分がすぐに達成できるゴールを置いて、こまめに達成感を拾い集める。
これを続けていくと、やらなきゃではなく「やれた!」という自己効力感が少しずつ積み上がっていく。
地味ですけど、確実に義務感地獄から抜け出す現実的なやり方です。
欲望を明確にすることと小さな達成感を積み重ねる、この二つにフォーカスして真正面から取り組むのが大事ですね。
焦らず、比べず、エネルギーを取り戻す
やらなきゃ、と義務感で動く限りで必ず心が摩耗していきますし、どこかのタイミングで限界がきます。
それはあなたに意志がないからでも、根性が足りないからでもない。
「やるべき」に心を支配され、本当の欲望を見失った結果、自然と起きる現象です。
だからこそ必要なのは、自分の本音ともう一度ちゃんと向き合うこと。
「私、これがやりたかったんだ」と素直に認めることが、エネルギーを取り戻す最初の一歩になります。
大きな成果を求めず、小さな達成感を毎日ひとつずつ拾い上げる。その積み重ねが、確実にあなたの人生をより良い方向に進めてくれます。
焦らなくていいし、誰かと比べる必要もないです。
「やらなきゃ」じゃなく、「やりたい」から動ける自分に、少しずつ戻していきましょう。
このプロセスこそが、義務感に縛られず、しなやかに自分らしく生きるための秘訣です。
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